この中に1人、妹がいる!、ちがたり。 [本]
今月、MF文庫から出版された本をジャケ買いしてみました。
好きなんですよ。ジャケ買い。
と言うわけで、ちょっと感想を。。。
(ネタバレを含むかもしれないので、注意を。)
【この中に1人、妹がいる!】
亡くなった父の代わりに次期社長を目指す事となった主人公の将悟は、お嬢様達が通う学校へ転校する事になった。ここで、将悟は父からの遺言でもある許婚を見つけなければならない。しかし、なんと顔もわかならない妹が居る事がわかり、しかもその妹から求婚されるという事態に。そんなわけで、顔も名前も声もわからない妹からの求婚を避けながら許婚を見つけるという困難に挑む事になるのです。
と言いつつ、まずは二人の女の子から積極的に迫られる事になり、あたふたしつつも、ニヤニヤが止まらない展開となります。また、実の妹かもしれないと言う心理から、魅力的なそれらの女の子に手を出す事も出来ない、もどかしい感覚が大変楽しかったです。
良く本当に兄弟や姉妹が居る人は、妹萌えなどファンタジーだと言いますが良いじゃないですか、これらの小説もファンタジーです。ファンタジーならそれこそ萌え萌えで良いじゃないですか。そもそも二人の女の子から迫られて取り合いになる事自体ファンタジーですよ。ありえません。
でも、そんなファンタジーだからこその面白さが追求されていて、読んでいる自分は大変心地良かったです!!もちろん、相手は妹かもしれないと言うギミックはなかなか良く効いていると言う点も楽しかったです。
さすがに、何冊も書かれている作家さんですと手馴れ感がありますね。
こちらはぜひお勧めです。
【ちがたり!】
第二図書委員会の委員長は、実は吸血鬼でした。血を吸うことがほとんど出来ない吸血鬼の冥利は、血ではなく知を吸収する事で、その吸血衝動を抑えるのです。その事を唯一知る幼馴染である主人公のマコトは、知識を吸収するためぐだぐだと放課後第二図書委員のメンバーと共に日々の話に花を咲かせる事になります。
さて、比較するわけではないのですが、こちらの作品は読んでいると今一つ設定の説明が足りないと思います。まず、吸血鬼とは何かがまったく語られていません。冥利の従姉妹で生徒会長の菊理先輩は、従姉妹なのにその事を知りません。従姉妹と言っている以上、血のつながりはあるのに、菊理先輩は吸血鬼ではない。それなら吸血鬼とはなんなのか。
もう一つは、冥利が知を吸収して吸血衝動を抑えるとの事ですが、その描写もあまりありません。知を吸収しているというか、ほんとにぐだぐだおしゃべりしているだけ。それが本題なんだろうけど、せめてそれにより吸血衝動を抑えるシーンがもう少しあっても良かったのではないでしょうか。
それらは、次巻以降に語られるのかもしれませんが、読んでいる側としてはせっかくの設定なのだから、せめて吸血鬼がなんなのかくらいは、最初に語ってもらわないとまったく落ち着きません。もやもやしながら読み進める事になります。すっきりもせず次の巻に続くでは、一冊の本として考えると中途半端ではないでしょうか。
また、アニアという毒舌を吐くかわいらしい女の子も、最初は毒舌を吐いていましたが
中盤以降は特別そう言うシーンも無く、こちらもせっかくの設定を活かしきれていません。
なんて、否定的な事ばかり書いてしまいましたが、設定は面白いです。
知識を得て、吸血衝動を抑えると言うのは、是非とももう少し具体的にその描写を見せてもらえれば大変楽しいように思えます。
キャラクターも魅力的なので、次巻以降に期待したいです。
おわり。
好きなんですよ。ジャケ買い。
と言うわけで、ちょっと感想を。。。
(ネタバレを含むかもしれないので、注意を。)
【この中に1人、妹がいる!】
亡くなった父の代わりに次期社長を目指す事となった主人公の将悟は、お嬢様達が通う学校へ転校する事になった。ここで、将悟は父からの遺言でもある許婚を見つけなければならない。しかし、なんと顔もわかならない妹が居る事がわかり、しかもその妹から求婚されるという事態に。そんなわけで、顔も名前も声もわからない妹からの求婚を避けながら許婚を見つけるという困難に挑む事になるのです。
と言いつつ、まずは二人の女の子から積極的に迫られる事になり、あたふたしつつも、ニヤニヤが止まらない展開となります。また、実の妹かもしれないと言う心理から、魅力的なそれらの女の子に手を出す事も出来ない、もどかしい感覚が大変楽しかったです。
良く本当に兄弟や姉妹が居る人は、妹萌えなどファンタジーだと言いますが良いじゃないですか、これらの小説もファンタジーです。ファンタジーならそれこそ萌え萌えで良いじゃないですか。そもそも二人の女の子から迫られて取り合いになる事自体ファンタジーですよ。ありえません。
でも、そんなファンタジーだからこその面白さが追求されていて、読んでいる自分は大変心地良かったです!!もちろん、相手は妹かもしれないと言うギミックはなかなか良く効いていると言う点も楽しかったです。
さすがに、何冊も書かれている作家さんですと手馴れ感がありますね。
こちらはぜひお勧めです。
【ちがたり!】
第二図書委員会の委員長は、実は吸血鬼でした。血を吸うことがほとんど出来ない吸血鬼の冥利は、血ではなく知を吸収する事で、その吸血衝動を抑えるのです。その事を唯一知る幼馴染である主人公のマコトは、知識を吸収するためぐだぐだと放課後第二図書委員のメンバーと共に日々の話に花を咲かせる事になります。
さて、比較するわけではないのですが、こちらの作品は読んでいると今一つ設定の説明が足りないと思います。まず、吸血鬼とは何かがまったく語られていません。冥利の従姉妹で生徒会長の菊理先輩は、従姉妹なのにその事を知りません。従姉妹と言っている以上、血のつながりはあるのに、菊理先輩は吸血鬼ではない。それなら吸血鬼とはなんなのか。
もう一つは、冥利が知を吸収して吸血衝動を抑えるとの事ですが、その描写もあまりありません。知を吸収しているというか、ほんとにぐだぐだおしゃべりしているだけ。それが本題なんだろうけど、せめてそれにより吸血衝動を抑えるシーンがもう少しあっても良かったのではないでしょうか。
それらは、次巻以降に語られるのかもしれませんが、読んでいる側としてはせっかくの設定なのだから、せめて吸血鬼がなんなのかくらいは、最初に語ってもらわないとまったく落ち着きません。もやもやしながら読み進める事になります。すっきりもせず次の巻に続くでは、一冊の本として考えると中途半端ではないでしょうか。
また、アニアという毒舌を吐くかわいらしい女の子も、最初は毒舌を吐いていましたが
中盤以降は特別そう言うシーンも無く、こちらもせっかくの設定を活かしきれていません。
なんて、否定的な事ばかり書いてしまいましたが、設定は面白いです。
知識を得て、吸血衝動を抑えると言うのは、是非とももう少し具体的にその描写を見せてもらえれば大変楽しいように思えます。
キャラクターも魅力的なので、次巻以降に期待したいです。
おわり。
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